ケントロサウルス

アフリカ東部にあるタンザニアのテンダグル地方には、「先のとがった竜」を意味するケントロサウルスという、ジュラ紀後期の剣竜がいました。全長は2メートルから、大きいものでは5メートルに達していたといわれています。鳥盤類(目)に属する、植物食のおとなしい恐竜です。
ケントロサウルスの背中にも骨の板がならんでいますが、奇妙なことに、みんな同じ形ではありませんでした。前のほうは四角く、幅の広い板で、それが背中の中央から細くなり、しっぽのほうは、槍の穂先のように、鋭く尖っていました。さらに、後ろ足の付け根辺りにも、体の横に向かって斜め上に伸びる長い骨のとげがありました。
このケントロサウルスは、背中の上や後ろから襲いかかる外敵に対して、強固な防御をかためていた恐竜だったのでしょう。その為、不用意に接近したり、うかつに噛みつけば、凶暴な肉食恐竜でも、逆にダメージを負ったのではないでしょうか。

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