プロトケラトプス

今から約60年前、アメリカのアンドリュース博士率いる化石調査隊が、モンゴル・ゴビ砂漠のバヤンザク(炎のがけ)から、小型の角竜の骨格と卵の化石を多数掘り出すことに成功しました。
それまで、恐竜はどのようにして繁殖するのか不明であったが、このアンドリュース隊の発見によって、卵を産むことがはっきりしたのです。
その主役である小型の角竜は、「角のある最初のもの」という意味で、プロトケラトプスと命名されました。プロトケラトプスは全長2メートル、体重200キログラムほどでした。この恐竜は白亜紀前期に栄えたシッタコサウルス(「オウム竜」の意味)と呼ばれる、オウムの様なくちばしを持った二足歩行の鳥盤類(目)から進化してきたものです。その証拠に、前足と後ろ足の長さが異なり、前足が短いのです。
この恐竜は、ベーリング海峡が地つづきだった頃、ここを通って新天地アメリカ大陸に渡り、そこでたちまち大型化し、トリケラトプスを含む各種の角竜類を誕生させたという説があります。もしそうだとすれば、それはまさに「角のある最初のもの」という名前にふさわしいのではないでしょうか。

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