白亜紀の終わり頃に姿を表した、二足歩行の竜盤類(目)に属する肉食恐竜に史上最大最強と言われるティラノサウルスがいます。この恐竜は、全長10~15メートル、体重も7~8トンありました。
ティラノサウルスという学名は、「暴君竜」と言う意味です。昔、高い税金を取り立てたり、些細なことでむやみに人を死刑にしたりして、人々を苦しめる君主を「暴君」と呼びました。ティラノサウルスはその名おとおり、1・25メートルもある大きな頭と、獲物を立体的に見ることの出来る目、優れたに臭覚、上下のあごに長さ20メートル近くもある短剣のような歯を持ち、向かうところ敵無しの状態だったのです。その恐るべき威力を秘めた歯で、植物食恐竜を襲って食べていたのでしょう。
ところが、このティラノサウルスに関して、異説がもちあがっています。それは、体重が10トン近くもあるティラノサウルスが獲物を追いかけたとはとうてい考えられないというのです。もし、追いかけたとすれば、追跡に費やすエネルギーが食物から摂取するエネルギーより多くなってしまい、生き延びることが出来なかったろうというものです。
もしかすると、ティラノサウルスは、草原に横たわっている死体の腐った肉を食べていた可能性があるというわけなのです。それが本当であれば、ティラノサウルスは見かけだおしの暴君竜であった可能性もるといえますが、謎です…